「接骨院に行きたいけど、初診料はいくらかかるの?」「保険は使えるの?」と疑問に感じている方は少なくありません。
料金体系や保険適用の条件は初めての方にはわかりにくく、費用の見通しが立たないまま通院をためらっているケースも多いものです。
本記事では、接骨院の初診料の料金相場から、保険適用となる治療の条件、自費施術との費用の違い、施術の流れまでを網羅的に解説します。
症状の改善に向けて安心して治療を受けていただけるよう、施術現場の視点でわかりやすくご説明します。
接骨院の料金の仕組みと初診料の相場

接骨院の料金は、大きく「保険適用の治療」と「保険適用外の自費施術」の2種類に分かれます。
保険適用の治療では国が定めた点数に基づいて料金が算定され、患者様の費用負担は治療費の一部となります。
初診料の相場を知っておくことで、初めての来院でも費用面での不安が少なくなります。
保険適用・自費別の初診料の相場
接骨院の初診料は、保険適用の治療か自費施術かによって大きく料金が異なります。
保険適用で治療を受ける場合の初診時の料金目安は、健康保険3割負担で500円〜2,000円程度が一般的とされています。
これはあくまでも目安であり、治療内容や施術の組み合わせ、適用される保険の種類によって料金は変わります。
保険証をお持ちの場合、治療費全体の1〜3割が窓口での費用負担となります。
75歳以上の後期高齢者の方は1割〜2割負担、子どもの場合は自治体によって医療費助成が適用され、費用負担がさらに軽減されるケースもあります。
自費施術での初診時の料金は院によって異なりますが、初回カウンセリングや検査を含めると3,000円〜8,000円程度かかることが多いです。
施術内容や時間に応じて料金が変わりますので、事前に費用の目安を確認しておくことをおすすめします。
再診時の料金相場と費用の変動について
保険適用での再診時の料金は、初診料よりも低くなる場合がほとんどです。
一般的には300円〜1,500円程度が再診時の費用目安とされており、治療内容や施術回数によって料金は変わります。
同一の症状で継続して治療を受ける場合は、施術内容がある程度一定になるため、毎回の料金も安定しやすい傾向にあります。
ただし、新たな症状が加わった場合や治療内容が変更になった場合には料金が変わることもあります。
また、物理療法(超音波治療・低周波治療など)を治療に加えることで、加算点数が発生し、料金が増える場合があります。
施術を受けながら治療計画を確認し、費用の見通しを担当者と話し合っておくと安心です。
接骨院の料金が決まる仕組み(点数制度)
保険適用での治療に対する料金は、厚生労働省が定めた「診療報酬点数」に基づいて計算されます。
1点=10円で換算され、治療の種類や部位の数、施術内容の組み合わせによって点数が積み上がります。
たとえば、捻挫の治療で手技療法と温罨法(温熱施術)を組み合わせると、それぞれの施術に対して点数が加算される仕組みです。
この点数制度によって、全国どの接骨院でも保険適用の治療の料金計算の方式は統一されています。
ただし、自費施術の料金は各院が独自に設定するため、同じ内容の施術でも料金に差が出ることがあります。
料金への疑問は、会計時や初診のカウンセリング時に遠慮なく確認しておくことが大切です。
接骨院で保険適用になる治療・ならない治療

接骨院では、すべての症状に保険が適用されるわけではありません。
保険が適用される治療には一定の条件があり、症状の原因や発症の経緯によって適用の可否が判断されます。
保険適用の範囲を正しく把握することで、費用負担を抑えながら適切な治療を受けることができます。
保険適用が認められる治療の条件
接骨院(柔道整復師)で健康保険が適用される治療は、主に「急性・亜急性の外傷」が対象です。
具体的には以下の症状が保険適用の治療対象とされています。
・捻挫:関節を捻ったことによる靭帯損傷・症状
・打撲:強い衝撃を受けたことによる外傷・症状
・挫傷(肉離れ):筋肉・腱の損傷による症状
・骨折・脱臼:応急処置を除き、医師の同意のもと治療が可能
これらの治療に保険が適用されるためには、「いつ・どこで・どのような原因で受傷したか」が明確であることが大前提となります。
たとえば、スポーツ中に足首を捻って痛みが出た、階段を踏み外して膝を打ったなど、原因が明確な外傷であれば保険適用の治療対象になる可能性があります。
症状の程度によっては整形外科での画像検査も必要になることがあるため、医師の判断が必要な場合もあります。
保険が適用されない治療・症状
以下のような症状や目的での施術は、保険適用の対象外となり、自費での治療となります。
・日常的な肩こり・腰痛・疲労感などの慢性的な症状
・原因が特定できない慢性的な痛みへの施術
・スポーツパフォーマンスの向上を目的とした施術
・美容・健康増進目的の施術
・病気(内科的疾患)に起因する痛みや症状
慢性的な症状の改善を目的とした施術や予防目的の治療は、保険が適用されないため、自費施術として料金が発生します。
「慢性的な腰痛があって、保険で治療を受けたい」というご要望は多いのですが、慢性症状に対しては保険適用での治療が難しいのが現状です。
ただし、慢性的な腰痛がある方でも、急に動作の拍子に痛みが増した(亜急性の症状)場合は保険適用の治療対象となることがあります。
症状の詳しい経緯を施術者に伝えていただくことで、保険適用の可否をより正確に判断することができます。
交通事故・労災の場合の治療と料金・保険適用
交通事故による負傷で接骨院を受診する場合、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)や相手方の任意保険を使って治療を受けることができます。
この場合、窓口での費用負担はゼロになるケースがほとんどで、治療費の全額が保険から支払われます。
交通事故後の症状は、受傷直後には痛みを感じなくても、数日後から首・肩・腰などの痛みが出てくるケースがよくあります。
症状が出ていなくても、事故後はできるだけ早めに接骨院や整形外科を受診して症状の状態を確認することをおすすめします。
また、業務中・通勤中の事故や負傷による症状には労災保険が適用されます。
労災保険が適用される場合も、窓口での費用負担なしで治療を受けることができます。
労災治療の手続きについては、来院時にスタッフへご相談ください。
保険適用外(自費)施術の料金と内容

接骨院では、保険適用の治療のほかに、さまざまな自費施術を提供していることがあります。
自費施術は保険が適用されないため料金は全額自己負担となりますが、慢性症状の改善や予防ケアなど、保険治療では対応しきれないニーズに応えることができます。
自費施術の種類と料金の目安を知っておくことで、自分に合った治療を選びやすくなります。
自費施術の主な種類と料金目安
手技施術・整体的アプローチ
手技を用いて体のバランスや筋肉・関節の動きを整える施術です。
慢性的な肩こり・腰痛・姿勢の歪みによる症状の改善を目的に受ける方が多く、症状や体の状態に合わせて施術内容を調整します。
料金目安は30〜60分あたり2,500円〜6,000円程度が一般的ですが、院によって料金は異なります。
テーピング・サポーター
スポーツや日常動作での関節・筋肉への負担を軽減するためのテーピングや、サポーターの使用・提供を行う施術です。
保険適用の治療と組み合わせる場合と、自費のみで対応する場合があります。
料金はケースによって数百円〜数千円程度と差があります。
物理療法機器を用いた施術
超音波治療器・低周波治療器・TENS(経皮的電気神経刺激)・温熱機器などを用いた施術です。
保険適用の治療と組み合わせた施術として提供される場合もあれば、完全に自費の施術として提供される場合もあります。
症状の程度や治療の目的によって適切な機器を選択し、施術を行います。
EMS(筋電気刺激)・ドレナージュ施術
EMSは電気刺激によって筋肉を動かし、筋力強化やリハビリ的な効果を目的とした施術です。
ドレナージュはリンパの流れを促進し、むくみや疲労感の改善を目的とした施術です。
これらはいずれも保険適用外の施術となり、料金は施術時間や内容によって異なります。
自費施術を選ぶべきケースとその費用
以下のような場合には、自費施術を検討されることをおすすめします。
・慢性的な肩こり・腰痛・頭痛など、保険適用の対象外の症状の改善を目指したい
・スポーツのパフォーマンス向上や怪我の予防のための施術を受けたい
・保険治療だけでは不十分と感じており、より丁寧な施術を希望する
・症状の再発防止に向けた予防的な治療を継続したい
自費施術は費用負担が大きくなる分、保険治療では対応できない幅広い症状や目的に応じた施術を受けることができます。
料金は院によって大きく異なるため、複数の院の料金・施術内容を比較したうえで選択されることをおすすめします。
費用の面が不安な場合は、まずは保険適用の治療から始め、状況に応じて自費施術を組み合わせる方法も有効です。
接骨院での治療の流れと通院頻度の目安

初めて接骨院へ来院される際には、施術の流れや準備しておくことを事前に把握しておくとスムーズに治療を受けることができます。
通院頻度や治療期間の目安も、症状の程度によって大きく異なります。
施術の流れを知ることで、初診時の緊張や不安を和らげることができます。
初診時の施術の流れ
接骨院での初診時は、以下のような流れで治療が進みます。
① 受付・問診票の記入
症状の発症経緯、痛みの場所・強さ・発症した原因、現在の症状の状態などを問診票に記入いただきます。
保険適用の治療を希望される場合は、保険証の提示が必要です。
② カウンセリング・検査
問診票をもとに、施術者が症状の詳しい内容を丁寧にお聞きします。
関節の可動域・筋肉の状態・痛みの出方などを確認し、治療の方針を決定します。
症状によっては整形外科での画像検査(レントゲン・MRIなど)が必要と判断される場合もあります。
③ 施術の実施
症状の状態と治療方針に基づいた施術を行います。
初診時は症状の確認と施術内容の説明に時間をかけるため、施術時間が通常よりも長くなることがあります。
治療内容は患者様一人ひとりの症状に合わせて組み立てますので、画一的な施術ではありません。
④ アフターカウンセリング
施術後に今後の治療計画・通院頻度・症状改善のための注意点をご説明します。
日常生活での動作のアドバイスや、自宅でできるセルフケアをご提案することもあります。
⑤ 料金のお支払い
保険適用の治療の場合は点数計算に基づいた料金を、自費施術の場合は施術内容に応じた料金をお支払いいただきます。
通院頻度と治療期間の目安
通院頻度や治療期間は、症状の程度や原因によって異なります。
あくまで目安ですが、以下のようなケースが一般的です。
急性期の捻挫・打撲など:週2〜3回の施術を1〜2ヶ月程度継続するケースが多く見られます。
症状が改善してきたら施術の頻度を徐々に減らし、経過観察の段階では月1〜2回程度の治療に移行することが多いです。
慢性的な症状に対する自費施術:週1〜2回程度の施術を継続しながら、症状の改善状況に合わせて治療頻度を調整します。
治療の回数は症状の程度や患者様の体質・生活習慣によって大きく変わるため、「何回で完治する」といった断定的なご説明は難しい状況です。
治療の効果を定期的に確認しながら、柔軟に治療計画を見直していくことが大切です。
施術は痛い?予約は必要?初診前の疑問に答えます
施術中の痛みはどれくらいですか?
施術中の痛みの感じ方は、症状の程度や施術の内容、患者様個人の感覚によって異なります。
急性期で強い炎症がある場合は、患部への刺激を最小限に抑えながら施術を進めます。
慢性的な症状に対する手技施術では、適度な圧力を加えることがありますが、「痛気持ちいい」程度を目安にします。
施術中に強い痛みを感じた場合は、遠慮なく担当の施術者にお伝えください。症状に合わせて施術の強さや内容を調整します。
予約は必要ですか?
予約の要否は院によって異なります。
予約制の院では、待ち時間を減らしてスムーズに施術を受けることができます。
急な症状でも当日対応している院も多いため、まずは電話やWEBからご確認ください。
施術中の服装に決まりはありますか?
特に決まりはありませんが、患部を確認しやすい服装が望ましいです。
膝や肩の施術を受ける場合は、動きやすい服装やハーフパンツなどを着用されると、施術がスムーズに進みます。
院によっては着替えを用意している場合もありますので、来院前にご確認ください。
整形外科・整体との違いと費用比較

症状の治療先を検討する際、接骨院のほかに整形外科や整体・マッサージなども選択肢に挙がることが多いです。
それぞれの施設の違いと費用を正しく比較することで、症状に応じた最適な治療先を選ぶことができます。
接骨院・整形外科・整体の役割と料金の違いを整理しておきましょう。
整形外科と接骨院の違い
整形外科は医師が診察・治療を行う医療機関です。
レントゲン・CT・MRIなどの画像検査、投薬、手術など、医療行為全般が可能であり、症状の原因を詳しく調べたい場合に向いています。
接骨院は柔道整復師が施術を行う施設であり、手技療法・物理療法を中心とした治療を提供します。
骨折の疑いがある場合、原因不明の強い痛みがある場合、神経症状(しびれ・麻痺など)がある場合は、まず整形外科を受診することをおすすめします。
費用の面では、整形外科での治療も健康保険が適用されるため、接骨院と同様に1〜3割の費用負担で治療を受けることができます。
整形外科の初診料は1,000円〜3,000円程度が目安です。
接骨院での保険適用の治療との費用差はそれほど大きくありませんが、施術内容は大きく異なります。
整体・マッサージとの違いと料金比較
整体やマッサージは、施術者の国家資格が必ずしも必要ではなく、保険適用の対象外です。
費用はすべて自費となり、施術時間や内容によって料金が異なります。
一般的な整体の施術料金は1回あたり3,000円〜8,000円程度が相場であり、接骨院の自費施術と同程度の料金帯であることが多いです。
接骨院での自費施術は、柔道整復師という国家資格を持つ専門家が行うため、施術の専門性と安全性の面で安心感があります。
慢性的な症状の改善や予防ケアを目的とする場合でも、専門的な知識に基づいた施術を受けることができます。
費用負担や症状の程度を考慮したうえで、最適な施設を選んでください。
接骨院と整骨院の違いは?
「接骨院」と「整骨院」という名称の違いに疑問を感じる方もいらっしゃいます。
実際のところ、どちらも柔道整復師が施術を行う施設であり、提供できる治療内容・保険適用の条件・料金の仕組みは基本的に同じです。
名称の違いは単に呼び方の差であり、施術の内容や品質に直接的な差異はありません。
よくある質問(FAQ)

接骨院への受診を検討している方からよくいただくご質問をまとめました。
料金・保険適用の条件・施術内容など、初めての方が不安に感じやすいポイントについてわかりやすくお答えします。
ぜひ受診前の参考にしてください。
Q. 接骨院の初診料は保険適用できますか?
A. 保険適用の条件を満たす症状(捻挫・打撲・挫傷など)で受診される場合、初診時の料金も保険適用の対象となります。
健康保険3割負担であれば、初診の費用目安は500円〜2,000円程度です。
ただし、慢性的な肩こり・腰痛など、原因が特定できない症状への施術は保険が適用されないため、自費での治療となります。
保険適用の可否は、症状の原因や経緯をお聞きしたうえで施術者が判断しますので、まずはお気軽にご相談ください。
Q. 何回通えば症状は改善しますか?
A. 症状の程度・原因・患者様の体質によって治療に必要な回数は大きく異なるため、一概には申し上げられません。
急性の捻挫や打撲であれば、週2〜3回の施術を1〜2ヶ月程度継続することで症状の改善が期待できるケースもあります。
慢性的な症状や複数の部位に痛みがある場合は、より長期的な治療が必要になることがあります。
初診時のカウンセリングで治療計画の目安をご説明しますので、ご安心ください。
Q. 保険証を忘れた場合でも施術は受けられますか?
A. 保険証をお持ちでない場合でも自費での施術を受けることは可能です。
ただし、後日保険証をご持参のうえで保険適用の料金への精算手続きが必要になる場合があります。
院によって対応方法が異なりますので、来院前に電話でご確認いただくことをおすすめします。
Q. 子どもが怪我をした場合、費用の負担はどうなりますか?
A. 小学生以下のお子様は、多くの自治体で医療費助成制度(乳幼児医療費助成・子ども医療費助成など)が利用できるため、窓口での費用負担がゼロまたは少額になるケースがほとんどです。
助成の対象年齢・範囲は自治体によって異なりますので、お住まいの市区町村の制度をご確認ください。
また、接骨院での治療が助成対象に含まれるかどうかも、自治体によって異なる場合があります。
Q. 接骨院での治療は健康保険組合に申請が必要ですか?
A. 保険適用の治療を受ける場合、患者様が個別に健康保険組合へ申請をする必要はありません。
接骨院が患者様に代わって保険請求の手続きを行います。
ただし、保険組合から「施術内容の確認票」が送付される場合があります。
これは適正な保険請求を確認するための手続きであり、受け取った場合は内容を確認のうえ、必要事項を記入して返送してください。
まとめ
接骨院の初診料は、保険適用の治療であれば500円〜2,000円程度(3割負担の場合)が一般的な相場です。
保険が適用されるのは捻挫・打撲・挫傷・骨折などの急性・亜急性の外傷に限られており、慢性的な症状の改善を目的とした施術は自費での治療となります。
費用や保険適用の条件についてご不明な点がございましたら、来院前にお気軽にお問い合わせください。
症状の程度や原因をお聞きしたうえで、最適な治療のご提案をさせていただきます。
初めての方も安心して治療を受けていただける環境を整えてお待ちしております。
静岡県熱海市清水町14-1
0557-85-0366(FAX)
定休日:金・土・日曜・祝日
側弯矯正
電気施術
鍼施術
美容鍼
交通事故治療
投稿者プロフィール

- 院長
- 静岡県熱海市にて「さかい接骨院」を運営。
柔道整復師として、スポーツ外傷から慢性的な痛みまで幅広い症状に対応している。
「どうすれば、早く改善できるか」というシンプルな考えを軸に、背骨矯正と患部への直接施術を組み合わせた独自のアプローチを提供。
手技だけに頼らず、電気治療なども併用することで、より高い改善効果を追求し、初回から変化を実感できる施術を強みとする。
腰痛・肩こり・頭痛・スポーツ障害・交通事故によるケガなど、原因に対して根本からアプローチし、再発しにくい身体づくりまでサポート。
「その場しのぎではなく、本当に良くなる施術を提供する」ことを信条に、地域の方々の健康とパフォーマンス向上を支えている。
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